コンピュータ&ネットワーク EXPO'09 広島 カンファレンス repo-1

      2014/04/16  cactus-red


2009.11.12に行われたコンピュータ&ネットワーク EXPO'09 広島 カンファレンスレポート その1

【演 題】 モバイルテクニカルセミナー
【テーマ】「今後のサービス戦略と最新モバイルソリューション事情」
【講 師】 (株)NTTドコモ 法人事業部 法人ビジネス戦略部 法人ビジネス戦略部長 小関 純 氏

<概要>
 今後のサービス戦略についての説明、最新モバイルソリューション事情、及び、NEXTソリューションの紹介

<詳細>
 docomoの加入者は5524万人であり、携帯電話加入者全体の50.3%に及ぶ。携帯の単純な通信機器から発展し、現在はiコンシェル(ひつじの執事)に代表されるようなパーソナル化、人の行動支援に進化している(人の生活を携帯がアシストする)。それには、スケジュールの通知、事故による突発的経路の変更のアシスト、イベント会場の巡回アシスト
など様々なものがある。『アラジンの魔法のランプ』や『ドラえもん』のような究極の携帯をつくることを目指している。
 また、社会の持続的成長に向けて、環境・エコロジー、安心・安全、健康・医療などの分野で情報流通を効率化する基盤を構築、事業化を推進している。
 携帯のチップは近いうちにSDカードくらいまで縮小可能となるため、あらゆる機器への組込みが可能になる。これを活かして融合サービスの提供を行っていく。これにより、産業機器、車(ITS)との融合、情報家電との融合、放送との融合など様々の分野を接続・連携し、ユーザに便利で快適なサービスを提供することが容易になる(電力機器への組み込みによる省エネなどもそのひとつ)。
 さらに広告・販売の分野においてもモバイルの活用による効果は高い。顧客行動フェーズ(※)ごとにドコモではそれぞれサービスを提供している。その中でも重要なのは、『検討→決定への最後の一押し』と『習慣化』である。

 ※顧客行動フェーズ
  1)Attention:注目する
  2) Interest:関心を持つ
  3) Search:検討する
  4) Action:決定する
  5) Share:共有する
  6) Accustom:習慣化する

 マクドナルドの『かざすクーポン(会員制)』などはその一例である(2009.08導入)。これまでのクーポン券を店員が目視して確認するだけでは集客結果の情報としては不十分だったが、携帯をセンサーにかざす形式のクーポンとすることで、集客結果の情報の質も上がった(客層、購買傾向についての情報の精度向上)。また、クーポン使用時に事前にその日に注文する情報を入れておかなくてはならないというルールを設けており、クーポンを使うと同時に注文を行う仕組みになっているので、レジでの注文時間が飛躍的に短くなり、レジでの回転が速くなっている(その影響で売り上げも増加)


 最後に、NEXTソリューションと題して次のような取り組みを行っていく計画の発表があり講演は終了となった。

 1)LTE(Long Term Evolution)
   下り300M、上り75Mの高速無線ネットワーク(2010年導入予定)。
   高速、大容量、低遅延を活かしたリアルタイム性の高いサービスを提供。
   たとえばGoogleストリートビューが携帯画面でリアルタイムに動く。

 2)社会の動態の見える化
   携帯所有者の行動(移動、購買、施設利用etc)などのデータを携帯電話から
   収集することで人の行動を見える化することによって社会の様々な課題解決を支援し、
   豊かな社会の実現に寄与する。

<所感>
 機能が大変充実する一方で、扱いにくくなっていることは事実である。それをユーザーに無意識的に活用させていく手段が今の携帯でポイントとなると思った。

 - IT(情報技術)