続・真里

『桃栗三年、柿八年、柚の大馬鹿 十八年』 by 壷井栄
すごい言葉です。小豆島は『二十四の瞳』の壷井栄先生の出身地です。
さて、楽しみにしていた夜のお食事です。もちろん魚づくしです。近海でとれた天然物ばかりです。

 これはタチウオの干物とえびなど。タチウオの干物ははじめてでした。タチウオは焼いてもおいしいですが、干物はさらに味が濃くなった感じでおいしかったです。

 おこぜ。これもはじめて食べました。これまで食べた魚の中で一番美味しかった。味はあんこうっぽいですが、そこまで大味ではなくとても上品な感じでした。肝や皮も頂きました。皮はコラーゲンたっぷりでした。さらに、アラは翌日の味噌汁に入ります。

 こちらはアジと素麺。小豆島は素麺も有名で、『島の光』というブランドまであります。これは生素麺で、これもはじめてでしたが、普通の素麺よりもこしがあってとても美味しかったです。

 醤油祭りです。盛りだくさんのお刺身を四種類の醤油で食べ比べます。なんとも贅沢です。付け合せの野菜たちは宿の方々が隣接する畑で育てたものです。緑のくねっている野菜はきゅうりです。普通のものとは品種が違うそうですが、味が濃くて水分もたっぷり、こんなきゅうりはじめて食べました。

 これはベラ、付け合せは夏みかんの上にのった、いもとオリーブです。小豆島はオリーブも有名です。島のどこへ行ってもオリーブの木を見ることができます。

 こちらはイカのトマト酢和えです。トマトとお酢ってとてもあう。さっぱりした一品でした。

そして〆は、だしで炊いたご飯と山芋汁。なんとご飯は土鍋で炊いて頂いたものでした。だしの上品な風味と、ほどよいおこげ。最高でした。さすがにお腹がいっぱいになったので、残ったご飯はおにぎりにして頂きました。

お醤油、素麺、オリーブと、小豆島を堪能できるおもてなしとなっていました。とっても贅沢!

もうちょっとだけ続く

▼島宿 真里

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